心房細動からの脳梗塞を予防する①
心房細動は、不整脈の中で最も多く遭遇する不整脈ですが、左心房の中に血栓を形成し、それがはがれおちたものが血流にのって、脳血管に流れると脳塞栓、多臓器に流れた場合もその臓器ごとの塞栓症状を引き起こします。下肢動脈には下肢の急性動脈閉塞、腸管では腸管虚血、いずれも命にかかわる重大でかつ突然前触れなく... 続きをみる
心房細動は、不整脈の中で最も多く遭遇する不整脈ですが、左心房の中に血栓を形成し、それがはがれおちたものが血流にのって、脳血管に流れると脳塞栓、多臓器に流れた場合もその臓器ごとの塞栓症状を引き起こします。下肢動脈には下肢の急性動脈閉塞、腸管では腸管虚血、いずれも命にかかわる重大でかつ突然前触れなく... 続きをみる
第2回三浦半島Cardiovascular Seminar 日時:平成30年6月15日(金) 19時30分より 場所:セントラルホテル 5階サファイア 神奈川県横須賀市若松町2-8 :046-827-1111 プログラム ■Opening Remarks 19:30~19:35 横須賀市立うわまち... 続きをみる
第38回 日本静脈学会総会が平成30年6月14~15日横須賀市で開催されます。 http://ech.co.jp/jsp38/ 会場の横須賀市汐入にある、メルキュールホテル、横須賀芸術劇場は、横須賀のシンボル的な場所であり最も横須賀らしい場所の一つです。 横須賀共済病院心臓血管外科でも下肢静... 続きをみる
急性心筋梗塞などの動脈硬化疾患は感染症と関係があるのでは?と1990年代からいわれており、その中でもクラミジアという病原体が動脈硬化プラークから同定されたり、また心筋梗塞を起こした患者さんに有意にその抗体価が高いという根拠からその原因説が疑われてきました。しかし、予防的に抗生物質を内服することが... 続きをみる
https://medicalnote.jp/contents/180530-001-DP
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冠動脈疾患と腹部大動脈瘤は同時に合併していることが多い疾患です。どちらも原因が共通しており、喫煙、高血圧、高脂血症など、動脈硬化の促進因子が関与しているためと言われています。 腹部大動脈瘤の術前検査で冠動脈の評価を行うと1~3割の患者様に治療が必要な冠動脈病変が見つかると言われています。心臓血... 続きをみる
僧帽弁閉鎖不全症をカテーテルで治す、もしくは軽減する。経カテーテル的大動脈弁位人工弁留置術(TAVI=Transcatheter Aortic Valve Implantation)に続いて、僧帽弁逆流に対してクリップ用のデバイスを使用して僧帽弁の逆流を制御する治療がこの春から保険償還が認められ... 続きをみる
心臓血管外科の扱う病気は喫煙と関係しているものが非常に多いです。特に虚血性心疾患や大動脈疾患は、体質もありますが、喫煙していることでより病気に拍車がかかります。40~50代の働き盛りの男性で、血圧が高く、レスラーのような体系で、しかも喫煙している人、これだけでいつ突然死してしまうかわからない状態、... 続きをみる
日本はこれからますます超高齢化社会が進むと言われていますが、それに従ってご高齢の患者様も増加していくことが予想されます。 大動脈弁狭窄症も、年齢とともに大動脈弁が動脈硬化と比例して硬くなって可動制限が起き、その頻度が増加する疾患ですが、前任地での大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術の平均年齢は... 続きをみる
第2回 三浦半島Cardiovascular Semnarにおいて、自治医科大学心臓血管外科教授 川人宏次先生より、「透析患者と心臓弁膜症」という題でご講演いただきます。 透析患者様の場合は、非常に動脈硬化が速く進行する、血管などに石灰沈着が起こるなどの特徴があり、特に弁膜症においては、大動脈弁... 続きをみる
カリウム、マグネシウム、カルシウム、これが心臓を若返らせる三大栄養素だといいます。最近健康番組で島根県のある島の住民が心筋梗塞の率が低いことに注目し、その研究の結果、この三大栄養素を多く摂取していることが関係していると報道されていました。 バナナ(カリウムが豊富)と海藻(マグネシウムが豊富)を... 続きをみる
横須賀市立病院運営委員会 答 申 書 平成30 年(2018 年)3月29 日 1.はじめに 横須賀市立うわまち病院は、三浦半島の東部に位置し、平成14 年7 月1 日 に国立横須賀病院の移譲を受け、指定管理者制度(当初は管理委託)による 運営を行っている。現在、許可病床数417 床(稼働病床数3... 続きをみる
人間の体とは、神様が設計したとは思えないほど理にかなってうまくできているものです。 心臓は体に全身に血液を送り出すポンプの役割をしているとよく言われますが、心臓から押し出された血液が大動脈弁を通過して大動脈に送れられ、末梢の臓器や毛細血管に届けられるには、一方向に流れるための構造が必要です。ド... 続きをみる
急性心筋梗塞の機械的合併症の一つ、左室破裂、大きく分けて二つの形式があります。 ①Blowout Type と ②Slow-rupture type または Oozing rupture Typeがあるといわれます。心室中隔穿孔が中隔が破れて左室内の血液が右室に流れ込むのに対し、左室破裂は左室の自... 続きをみる
https://www.jadecomhp-uwamachi.jp/patient/shinryolist/cardiova/ ホームページが修正されました。グラフがサイズ変更してみやすくなりました。GoogleやYahooでも検索上位に上がるように期待していますが、ホームページ作成の仕方の問題が... 続きをみる
心筋梗塞後に発生する乳頭筋断裂は、乳頭筋の心筋が壊死したことによって発生します。乳頭筋が断裂すると、それに付着する腱索が根元からその固定されている地盤を失うので、通常の腱索断裂による僧帽弁逸脱よりかなり広範囲の逸脱が突然発生します。広範囲の逸脱による大量の僧帽弁逆流、かつ、逆流に慣れていない心臓... 続きをみる
心臓は心筋細胞が一斉に同期して拍動していることで、全体として真腔内の血液を大動脈に送り出すポンプの役割をしています。 では、一日に何回心臓は拍動しているでしょうか? だいたい一分間に60回(1秒に1回)拍動していると、1時間に3600回で、24時間で86400回です。一か月で259万2000... 続きをみる
心臓手術を受ける場合の流れを知りたいという患者さんの要望が多いとお聞きし、横須賀市立うわまち病院における診療の流れについて情報提供させていただきます。 診断確定のための検査を行った後に、治療方針が決まります。病気によって検査も治療も違いますが、心臓血管外科の手術における病気は主に、虚血性心疾患、弁... 続きをみる
心臓血管外科手術の術後は体重が平均でも3~5kg増加し、浮腫が起きやすくなります。術中の循環維持の為、多めに輸液が入ることに加えて、人工心肺による非日常の循環が、血管の透過性を亢進させ、血管内から血管外へ水分が抜け落ちていきやすくなります。そのため、肺がむくんで(肺の間質浮腫、肺水腫や胸水貯留が... 続きをみる
心臓血管外科の手術治療は、劇的に病気に苦しむ人を救ったり、今失いかけている命を死の淵から救ったりすることもあるドラマティックな臨床現場であるためドラマの題材にもなりやすいと思います。 しかしながら、荒療治ともいえる心臓血管外科の手術には必ず、リスクも伴います。心臓を止めない他の診療科の手術に比較し... 続きをみる
広範囲胸部大動脈瘤に対する手術では、通常の型にはまった術式に加えてアプローチや手順に工夫が必要な場合があります。上行~弓部~下行大動脈に至る広範囲胸部大動脈瘤に対しては、通常の胸骨正中切開や側方開胸だけでは、置換範囲の大動脈をすべて露出することは出来ないため、アプローチに工夫が必要になります。 ... 続きをみる
急性大動脈解離は上行大動脈に解離がおよびStanford A型と、上行大動脈に解離が及ばないB型に大別され、その治療方針はA型は緊急手術、B型は保存的治療と一般に言われています。 A型急性大動脈解離の中でも、上行大動脈の拡大が無く(<5cm)、偽腔が造影CTで血栓閉塞しているように造影され... 続きをみる
日本では高齢者の増加による心不全の増加が社会問題になるといわれています。すでに国内に100万人以上の心不全患者さんがおり、人口が減少するにもかかわらず2035年くらいまでは増加するといわれています。 そこで、心不全をより循環器の専門でない人にもわかりやすく、取り扱いやすくするために新しいガイドライ... 続きをみる
4/20 名古屋で行われた鏡視下MICSセミナーを受講しました。4月から横須賀市立うわまち病院でも右小開胸の内視鏡補助下弁膜症手術が施設認定され保険の加算算定がされることになりました(算定要件としては適合した内視鏡システムがあること、10年以上および5年以上心臓血管外科の経験のある医師が常勤でいる... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科は2009年より開設され、神奈川県横須賀、三浦地区における成人の心臓血管疾患に対して、外科治療を中心とする診療を行ってまいりました。 5名体制で、24時間緊急症例にも対応しております。また救命救急センターと連携し、ドクターカーで紹介もとの医療機関に患者様のお迎えに... 続きをみる
教科書的には先天性心疾患で最も多いのは、小児科領域では心室中隔欠損症、成人では心房中隔切開欠損症と言われています。実際に手術治療に至るものでは心房中隔欠損症でしょうか。近年は超音波検査で発見されたりで小児期に発見されることが多くなり、成人の心房中隔欠損症に遭遇することは少なくなりました。 成人... 続きをみる
心・血管修復パッ チOFT-G1(仮称) 帝人株式会社 吸収性合成高分子糸、非吸収性合成高分子 糸、架橋ゼラチン膜から構成される心・血管 修復パッチである。 心血管系の外科手術における血流の修正、 血液流路の確保および周辺組織の構築・再 建に使用される。 新しい製品が市場に出ると、また手術の幅が広... 続きをみる
虚血性心筋症 すなわち冠動脈からの血流障害が原因で左室心筋の収縮が悪くなり心不全を呈する病態。これに対する治療としては、治療は限られており、カテーテル治療や冠動脈バイパス術によって血流を改善することができれば、心筋の収縮が改善し、心不全の改善が期待できます。 しかし、問題になるのはこうした血行... 続きをみる
特に心房細動の患者さんにおいて最も問題になるのは、心房壁の調律的収縮が無くなることによって、心房内の血液がよどみ、心房内に血栓ができてしまうことがあり、その血栓がはがれて全身に血栓塞栓症を起こすことがある、ということです。 血栓ができないように、そのリスクにあわせて抗凝固療法を行う事により、血... 続きをみる
急性大動脈解離の危険因子は、 ① 高血圧 ② 遺伝子異常・体質 ③ 喫煙 ④ 大動脈の拡大・大動脈弁が二尖弁 などが挙げられています。 高血圧によって引き起こされる病態として、脳においては脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害、心臓においては高血圧性心疾患、動脈硬化に伴う大動脈弁狭窄症、大動脈瘤、... 続きをみる
急性大動脈解離 大動脈疾患の中でも突然死を起こすことのある疾患です。 前触れなく突然大動脈の内膜に亀裂が入り、その亀裂から血液が大動脈壁の内膜と外膜の間を裂くように入り込み、最初の裂け目(エントリー)から上下方向にその裂け目が連続し、偽腔を形成します。避けて偽腔を形成した大動脈壁は弱くなって、大... 続きをみる
心筋梗塞の機械的合併症の中でも最も死亡率の高いのが心室中隔穿孔です。 突然左心室と右心室が交通して、左心室の血液が大量に大動脈より圧の低い右心室に入り込んでしまうため(左右シャント)、急に心不全が進行します。特に急性心筋梗塞では、穿孔部位の周囲は壊死した心筋であるため非常にもろく、小さい穴が防... 続きをみる
急性心筋梗塞は生命の危機をもたらす重大な疾患です。突然死の約4割は心筋梗塞とも言われています。 心筋梗塞は突然胸痛が起こって突然死してしまう病気の代表ですが、実際のところ、何が具体的に悪いか、というと 1.心室細動、心室頻拍などの致死的不整脈が起こる 2.梗塞に陥った部位の心筋が動かなくなり、それ... 続きをみる
僧帽弁逆流の原因として、腱索の断裂や延長による弁葉の逸脱に関しては、切除+縫合、もしくは人工腱索による弁葉の逸脱の適正化によって逆流が制御されます。弁輪の拡大に対しては、人工弁輪などによる弁輪の縫縮により逆流制御が可能です。 しかしながら、心筋疾患による左室の拡大が原因で、弁葉、腱索が一塊にな... 続きをみる
虚血性心筋症 = 冠動脈の狭窄により心筋梗塞を繰り返す、もしくは広範囲の心筋梗塞を起こす、慢性的な心筋の虚血が持続する ことなどにより、心筋が動かなくなり、心不全を呈する状態。 冠動脈のカテーテル治療やバイパス術により心筋の虚血が解除されれば心筋収縮力が回復する可能性がありますが、すでに虚血が... 続きをみる
安定冠動脈疾患に対する経皮的冠動脈インターベンションの要件の適正化 【経皮的冠動脈ステント留置術】 1 急性心筋梗塞に対するもの 34,380点 2 不安定狭心症に対するもの 24,380点 3 その他のもの 21,680点 [留意事項(抜粋)] (1)一方向から造影して75%以上の狭窄病変が 存... 続きをみる
虫垂炎など腹腔内の感染症が起きたとき、おなかの中では感染に対して大網が武器になって感染を防御する役割があります。「大網はおなかのなかのポリスマン」という言葉を聞いたことがあります。 残念ながら胸腔内や心臓周囲には大網はありません。また胸骨や縦隔は非常に感染に弱い為、一度感染を起こすと重症化する... 続きをみる
感染性心内膜炎の治療は ①抗菌薬の投与 ②手術治療 の二つ。 以前は7割は抗菌薬治療で3割が手術が必要になる、と言われてきましたが、近年は手術治療の成績も向上したため、手術治療と抗菌薬治療の成績(死亡率)がほぼ同等で、手術治療のほうが脳梗塞などの細菌塊による塞栓症が少ない為、成績が結果的に良好と... 続きをみる
下肢静脈瘤で深部静脈血栓症のリスク約5倍/JAMA 下肢静脈瘤と診断された成人患者では、深部静脈血栓症(DVT)のリスクが有意に高いことが明らかになったと報告された。 今までは下肢静脈瘤と深部静脈血栓症や肺塞栓症との関連は不明であったが、DVTのリスクということが確定すれば、静脈瘤のレーザー治... 続きをみる
発熱が持続し、血液培養で細菌が同定される、いわゆる「敗血症」の場合は、感染源の特定が重要です。 中でも心臓超音波検査での感染性心内膜炎の否定は必須になります。発熱の原因が特定できないときの原因検索でも心エコーは必要な検査です。 臨床的に感染性心内膜炎で影響される心臓内の構造は、日本国内では大動脈弁... 続きをみる
感染性心内膜炎は主に大動脈弁や僧帽弁などの心臓内の組織に細菌が付着して繁殖し、弁破壊による逆流などが生じ、心不全を起こす重篤な病気です。臨床で多いのは、大動脈弁閉鎖不全や僧帽弁閉鎖不全、またはその両方です。 また、細菌の塊がはがれて、血流に乗って塞栓症を起こすこともあります。細菌塊が脳に流れる... 続きをみる
MICS:小開胸の心臓手術は創が小さい、胸骨を切らないことから、縦隔炎の発生がなく、ドレーンの排液も少ない。早期の回復が期待できる術式といえます。実際、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科で経験した小開胸の心臓手術の患者さん達は、みな通常よりも回復が速いため、早期に退院していきます。通常、術後約2週... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科の外来下肢静脈瘤レーザー治療でかかる費用と通院回数など ① 医療費3割負担の方、片足の治療の場合 手術費用 約44.000円 外来通院、検査など 合計約11.000円 弾性ストッキング 1足約3.800円 (持っている方は購入の必要ありません。) ② 医療費1割... 続きをみる
小開胸で行う心臓手術を最近、MICS ミクス Minimally Invasive Cardiac Surgeryと呼んでおり、従来の胸骨正中切開に比較して術後の回復が早く縦隔炎、胸骨骨髄炎などの合併症が起きないとして普及しつつあります。 僧帽弁形成術がその中でも最も普及しており、大動脈弁置換術... 続きをみる
ハイブリッドとは、 1. 生物学で、異なる種類・品種の動物・植物を人工的にかけ合わせてできた交雑種。 「―のバラ」 2. 複数の方式を組み合わせた工業製品など。 「―車」 ということだそうです。 冠動脈疾患の治療において、ハイブリッド治療とは、虚血性心疾患において、冠動脈バイ... 続きをみる
本日のニュースで、iPS細胞によって心筋シートを作成し心不全の患者さんの心臓に貼付する治療について、大阪大学の倫理委員会が許可した報道がされました。日本初の夢の新しい治療、日本の技術、研究レベルの高さに驚くとともに、今まで移植やDestination Therapyしか治療がなかった患者さんにと... 続きをみる
MICS: 低侵襲心臓手術と言われ、最近話題になっていますが、今年春の保険の改定で、加算手技料が認められるようになるようです。僧帽弁形成や大動脈弁置換術を右小開胸で内視鏡補助下に行った場合は、手技料の加算が認められます。横須賀市立うわまち病院でもMICS用の開胸器、手術機械などを購入する費用が、こ... 続きをみる
大動脈弁狭窄症に対して、通常の大動脈弁置換術が困難な場合に考慮する手術方法。経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI:Trans-Catheter Aortic Valve Implantation)が普及するようになってから、その方法の手術を行うことは非常に少なくなりましたが、TAVIが困難な場合... 続きをみる
心不全の病態は、心臓が送り出す血液の量が足りなくなってしまうことでおこるいろいろな機能不全です。 一分間に心臓は約5リットルの血液を大動脈に送るといわれています。一回拍出量が80mlで一分間に60回の心拍数があるとすると、80×60=4800ml すなわち、毎分約5リットルです。 ... 続きをみる
成人の先天性心疾患で最も多いといわれているのが、二尖弁です。大動脈弁は通常3枚の羽根、3尖で構成されますが、それが二枚の羽根でできているのです。2尖しかないと、十分に収縮期に大動脈弁が開放されず、弁尖に収縮のたびに過剰な負担がかかるため、早期に硬化して大動脈弁狭窄症になりやすいといわれています。... 続きをみる
三重総合文化センターで本日まで開催されている日本心臓血管外科学会総会に参加しました。会長要望演題で僧帽弁形成術の再手術のセッションに参加しました。自治医大さいたま医療センターでは過去十年で400例ほどの僧帽弁形成術を行った症例のうち、十年の再手術回避率は95.7パーセントで、初回に他施設で手術した... 続きをみる
人工弁置換術においては、ここ10年近く、機械弁から生体弁にシフトするようになり、海外においても、日本国内においてもその使用頻度が逆転している、と言われています。アメリカ心臓病協会のガイドラインでも65歳以上の人工弁置換には生体弁が推奨と言われています。2005年くらいまでは、機械弁が圧倒的に多く... 続きをみる
弁膜症手術で最も多い手術の一つは人工弁置換です。大動脈弁狭窄症や僧房弁狭窄症などは、人工弁置換が基本的に人工弁置換の対象となり、特に近年増加している大動脈弁狭窄症は、人工弁置換の最も多い適応疾患です。 人工弁には機械弁と生体弁があります。 機械弁はパイロライトカーボンという、炭素素材、いわゆる鉛... 続きをみる
急性大動脈解離の治療 臓器虚血への対応 腸管虚血 急性大動脈解離における腸管虚血は重篤で死亡率が高い 発生頻度 A型1.5-5.8% B型 1.0-7.4% メカニズム ① 偽腔の圧迫による真腔狭窄 ② 腹部分枝への解離の進展による分枝の真腔の狭窄 ③ 非閉塞性腸管虚血(NOMI:Non Oc... 続きをみる
冠動脈バイパス術は、冠動脈の狭窄部位の遠位側に、新しい道筋を作り、心筋への血流量を増加させる手術です。約1~3mmの細い血管を顕微鏡を見ながら吻合する手術なので、細かい作業となりますが、残念ながら他の血管のように人工血管はいまだ有用なものはないため、自分の血管(自家血管)を使用する必要があります... 続きをみる
2月17日 横須賀医師会で心不全パンデミック講演会が開催されます。主に医師会員向けのセミナーですが、そこでは、今、爆発的に増加している心不全患者さんを今後どうしていくか、を考えるための講演会です。循環器内科、小児心臓専門医、心臓血管外科等から心不全治療の最近の話題提供と今後の課題などについて情報... 続きをみる
僧帽弁再形成術の経験につき、発表しました。僧帽弁形成術は現在は僧帽弁逆流症に対する手術では、弁置換よりも優先的に行われています。自己弁を温存して、形成し、逆流を停止させる術式の方が、人工弁置換よりも術後の遠隔成績(遠隔死亡)が良好と報告されています。しかしながら僧帽弁形成術後、年間1%前後の再治... 続きをみる
神奈川県内の心臓血管外科施設・症例数の多い施設が掲載されています
毎年更新される病院紹介の本です。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、成人の心臓血管疾患の外科治療を担当しています。胸部や腹部の大動脈疾患の手術治療は特に得意とする分野です。特に急性大動脈解離は緊急手術が必要な場合、一刻を争う状態で、より治療に慣れた施設で治療を受けることが、救命には重要です。最... 続きをみる
閉塞性動脈硬化症における治療として、循環器内科が行うカテーテル治療が著しく進歩しております。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、カテーテル治療が難しい病変や長期成績を考慮し手術療法を施行しております。特に膝から下の末梢の血管の病変の場合はバイパス手術により劇的に血流が改善致します。潰瘍や壊死... 続きをみる
下肢静脈瘤の治療について 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では下肢静脈瘤の手術も積極的に行っております。昨年2017件も100件以上のレーザー治療を行いました。美容上の目的と、足のだるさ、攣り、色素沈着等の症状緩和のために小さな創で行っております。 また2015年4月より静脈瘤レーザー治療... 続きをみる
4. 大動脈疾患(大動脈瘤・大動脈解離) 胸部大動脈: 最大径が55mmを超えた場合は人工血管置換術を施行しております。上行大動脈、弓部大動脈は基本的に人工血管置換術を行います。近年はオープンステント手術の導入により、より短時間に弓部大動脈置換を行うことができるようになってきました。胸部下行大動... 続きをみる
心臓弁膜症の外科治療 弁膜症におけるスクリーニング検査や定期的フォローアップ、外科治療を行っております。 手術が必要な患者様には、 大動脈弁疾患: 大動脈弁置換術を行っております。 安全に実施可能な症例は右小開胸か胸骨部分切開による低侵襲手術を積極的に行っております。症例によっては自己弁温存手術を... 続きをみる
1. 虚血性心疾患 心臓を栄養する冠動脈の狭窄や閉塞に対して、循環器内科によるカテーテル治療が困難な症例や手術が適切であると判断された症例に対し冠動脈バイパス術を施行しております。当院では人工心肺を用いず、心臓を動かしたままバイパスを行う心拍動下冠動脈バイパス術を第一選択にしております。 また皮... 続きをみる
2017年2月3日 神奈川ハートカンファレンスでは、僧帽弁形成術に関するエキスパートの講演会が行われます。 横須賀市立うわまち病院からは、僧帽弁形成術後の再手術において、再度形成を行った症例経験について発表しました。緊急で行った第一例目を除いて、7例中6例で再形成に成功しており、僧帽弁逆流に関して... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院では心臓血管外科、循環器科、形成外科、皮膚科、内科、リハビリ科など、各科連携で下肢難治性創傷(下肢壊疽)の治療も行っております。下肢血流を改善する手術やカテーテル治療から、足部の形成手術や、重症糖尿病の治療、治療後のフットウェア作成やリハビリまで院内で完結した治療が可能です... 続きをみる
2017年の手術件数は、383件で、スタッフの入れ替えなど体制を一新してからは、開設以来最も多い件数となっており、前年に比較して100件以上増加しました(図1)。そのうちわけは、心臓胸部大血管手術133例、腹部大動脈瘤37例、末梢動脈手術23例、下肢静脈瘤手術118例となっております(図1)。静... 続きをみる